歯ぎしりとナイトガードについて歯ぎしりとナイトガードについて

歯ぎしりとナイトガードについて

以前、Facebookのコメントで「就寝中のブラキシズム(歯ぎしり)に対するナイトガードの使用についてどう考えているか」というご質問をいただきました。

まず、考えなければいけないのは「なぜ、歯ぎしりをしているのか」ということだと名取歯科医院は考えます。
歯ぎしりの原因は様々です。生活習慣病や、ストレスと言われますが、骨格や、低位舌などお口の問題に、体が順応しようとしている場合もあります。そうであった場合、ナイトガードを装着することで順応を阻害してしまい、逆に顎関節に負担を掛けてしまう可能性もあります。
ごく稀にですが歯ぎしりにより痛みがあり、痛みを抑えるためにナイトガードをしないいけないという患者さんもいらっしゃいましたが、その場合は「ナイトガードで痛みを抑える」という表層的な対処療法ではなく、その歯の痛みの根本原因を探って痛みを軽減する治療を考える必要があると、名取歯科医院では考えます。

つまり「歯ぎしりをするからマウスピースをしましょう」というような、安易な提案ではなく、どうしてそのようなことが起こったのか根本原因を診査診断によって理解し、患者さんお一人おひとりのお口の状態や、そのお悩みに沿った最適な治療計画をご提案することが、科学者でもある歯科医の正しいアプローチと名取歯科医院は考えます。

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