歯科医の「顎関節への理解」の大切さ

歯科治療の相談中に「アイドルの方のように顎を切って手術をしたい」とか、「歯を削ってセラミック矯正にしたい」というお話をお聞きすることがあります。
名取歯科医院にいらっしゃる患者さんでこういうご相談をされる方は大体の場合、他の症状で気になることをお持ちの場合が多いです。

その多くは顎に関するもの、例えば顎がカクカクするとか、顎が疲れるなどの症状が非常に多いと感じます。
しかし、この事を手術をする医院で話したところ何も問題がないと言われたそうです。名取歯科医院でお話を聞いただけでも、顎関節症である可能性が高いと判断します。患者さんが問題を訴えている、しかも大きな手術をする前にも関わらず、検査もしないで何も問題がないというのはおかしな話しです。残念なことですが多くの歯科医師が顎関節の診断一つなかなかままならないようです。

顎関節は人間が咬むという行為をする為には、なくてはならない器官です。しかし顎がおかしいと患者さんが訴えると、スプリント（マウスピース）やお薬の処方をする歯科医が残念ながら多いのが現状です。しかし、マウスピースやお薬では顎関節症は治りません。顎関節の正しい検査・診断が出来ないていないので、そのような対処となってしまうのでしょうが、いち歯科医として残念です。

患者さんには顎関節についてまずはきちんと理解を持つ歯科医を選択いただければと思います。