患者さんの訴えを真摯に受け止める大切さ患者さんの訴えを真摯に受け止める大切さ

患者さんの訴えを真摯に受け止める大切さ

患者さんの訴えに対して、何の先入観も持たずにまずは真摯に向き合うことが大切なのではないか。
そのように感じたのは、遠方の患者さんとLINEカウンセリングを行った際の事でした。
患者さんは自身の顎関節が変化し、それに伴って咬み合わせにも変化が生じたと話されました。しかし、この訴えを別の歯科医に伝えても、全く理解してもらえなかったとのことです。この話を聞いて、私は非常に悲しくなりました。

顎関節について全く興味を持たない歯科医師は、治療時におもに歯しか診ていません。なぜ問題が発生したのかという症状の根本原因については考えずに、ただ治療法にのみ注力しがちです。
治療法を考えることは勿論大切です。しかし問題の根本原因を理解しない限り、将来的に同様のトラブルが再発する可能性が高まります。

この患者さんは名取歯科医院でカウンセリングをされる前に、既に別の医院での治療を開始されていた事から、今後の助言のみをさせて頂きましたが、顎関節の変化が咬み合わせの問題につながることは一般的な現象です。歯科医師はこの基本的な知識を備えていてほしいものです。

患者さんの訴えを真摯に受け止め、その根本原因を追求し理解して、適切な治療を講じるための正しい知識と経験が大切だと名取歯科医院では考えます。