顎関節の診療ガイドライン

名取歯科医院の院長であると同時に、私自身、顎関節症の患者として30年、多くの臨床家、専門医の門を叩いても症状が改善せずに悩み、苦しみ、アメリカまで専門医を探して治療を受けた経験を持っています。

顎関節症治療については、残念ながら全く科学的でない治療法がTVやネットなどのメディアでも散見されます。先日も「ただ噛まないように」と指導するだけの暗示のような方法を見ました。
このような方法で顎関節症が治るなら、そもそも歯科医師なんて必要ありません。
テレビやネットなどのメディアで勧められているから、紹介されていたからなどで治療法を選ぶのは危険です。

根拠に裏付けられられた治療法でなければ、医師として患者さんにきちんと説明をすることも、患者さんご自身に納得して治療を受けていただくことも出来ないと名取歯科医院では考えています。
これは院長自身の顎関節症完治に至る30年のなかで、多くの喪失感や絶望を経験してきた一方で、歯科医の経験や勘、定説化された理論に縛られるのではなく、科学的根拠に基づいた検証可能な新しい治療が存在することを、患者と歯科医という両方の立場から体験したからに他なりません。
そのため、名取歯科医院では顎関節症治療において「診療ガイドライン」を定め、これを患者さんにお約束し、遵守して顎関節症の治療にあたっています。

→診療ガイドライン詳細はこちら

患者さんが正しい治療法を選択することができ、治療法を理解した上で納得して治療を受けて頂く。
なかなか難しい事かもしれませんが、それが広まることが大切だと名取歯科医院では考えています。