DTRセラピー(顎関節症治療)の流れDTRセラピー(顎関節症治療)の流れ

顎関節治療(DTR セラピー)の流れ

名取歯科医院の顎関節症治療は、デンタルドック(口腔ドック)の基礎データにもとづいて治療計画を策定し、治療中も経過をデジタルデータで計測・分析します。このデジタルデータをベースに、噛み合わせの調整、筋肉の緊張緩和、処方による炎症の除去、マウスピースによる補助、生活改善の指導とセルフケアを中心として多面的にアプローチし、基本的に M.I.(低侵襲)な治療を選択します。名取歯科医院の顎関節症治療で使用するデジタル機器と治療の流れをご覧ください。

step1
「初診カウンセリング」
完全保険外診療ですが、顎関節症にお悩みの方の初診カウンセリングをおうけしています。名取歯科医院にご相談に来られる患者さんの多くはそれまで各院を巡りお辛い思いをされています。そのためまずお悩みをお話頂き私名取歯科医院を知って頂くために、初診カウンセリングを行っています。
step2
「検査 / 診査・診断」
名取歯科医院の治療方針をご理解頂いた患者さんには、次の検査ステップに進みます。17項目のデンタルドック(口腔ドック)のデータ分析を通して、お口の過去・現在・未来を診査診断します。
step3
「治療計画のご説明・スプリントによる経過観測」
デンタルドックの診査診断とともに、治療計画をお話します。患者さんが治療を希望される場合は顎関節症治療を開始します。まず経過観察のために短期間アクアライザー(またはスプリント)をおつけ頂きます。
step4
「噛み合わせのデジタルデータ化」
経過観察後、EMG(筋電計)とTスキャンを使用して噛み合わせをデジタルデータ化します。また痛みの原因が神経内科領域にわたり、痛みの緩和が必用な場合は、提携先の神経内科と連携して顎関節治療を進めていきます。
step5-1
「噛み合わせの調整」
顎関節のコンディションに応じて咬みあわせを調整します。DTR Therapy の中心となるのは咬合調整です。デンタルドックで取得したデータを元に、慎重に咬み合う歯の高さを調整していきます。顎の軟骨(関節円板)が変形したり前方に偏ってしまった場合、日本では外科的に改善することはできません。そこで顎位の安定を、歯並びと咬みあわせからアプローチして安定を図ります。
step5-2
咬合力(噛みしめ)が大きな患者さんの場合は、咬み合わせ治療だけでは力のコントロールはできません。そのままでは整えた咬み合わせも歯がすり減る(咬耗)ことで再び崩れてしまいます。その場合は咀嚼筋の1つである咬筋へボトックスを注射することで力をコントロールすることができます。
同様に痛みの強い場合は、後頭神経の1つである大耳介神経への神経ブロック注射で、痛みをコントロールします。
step6
「治療後のデータ確認」
顎関節治療の最後に T-スキャン、EMG、CT でデータを採取しデジタルで記録します。その6ヶ月後に改めて予後のデータを所得して治療経過の評価を行います。このように過去・現在・未来をつなぐ継続的な顎関節治療を行っています。